鍼灸師のiです。先日、家族から口の中がずっと苦いと相談されたので、今日はその事に関して少しお話したいと思います。
肝臓・腎臓・糖尿病など、重い病気の症状で口苦が感じられる事はありますが、普段の生活のなかでも口苦は少なからず出現します。
原因としては主に4つです。
①栄養不足
舌には味蕾(みらい)と呼ばれる味を神経に伝達するものがあります。味蕾は栄養素の一つ、亜鉛が減少する事により働きが低下してしまいます。亜鉛が含まれている食材(レバー・海藻類・しいたけ等)をしっかり摂取しましょう。
②適度な水分補給
味蕾は、口が乾燥する事により増える細菌によって働きが低下してしまいます。こまめに水分を摂り、口の中を潤す努力をしましょう。
③加齢
味蕾は加齢に伴い減少していきます。上記記載の亜鉛を含んだ食品を積極的に摂取していきましょう。
④更年期
ホルモンバランスが乱れる事により、味蕾の異常をきたす場合があります。③と同様、亜鉛を適度に摂る努力をしましょう。
口苦が一週間以上継続し、なおかつ吐き気や倦怠感を伴う場合は重い病気の可能性もありますので、すぐに内科・耳鼻咽喉科に相談してください。
以上、鍼灸師iでした。