小児はりは、主に大阪を中心とした関西地方でカンノムシや夜泣きなどを治療する方法として昔から一般的におこなわれてきました。
しかし、最近では核家族化が進み小児はりの事を教えてくれるおじいちゃんやおばあちゃんがそばに居ない為、若い人の中には知らない人も増えてきたようです。一般の人で小児はりの事を知っている人は、まったくといっていいほどいらっしゃいません。
子供たちの体は外からの刺激に対してとてもデリケートです。
ですから、大人に与えるような強い刺激は必要ありません。
小児はりは、大人の鍼とは異なり、皮膚や筋肉に刺すことはせずに、皮膚の表面をさするようにして刺激を与えて治療し、体が本来持っている自然治癒力を高めて症状を改善させます。定期的におこなうことで子供さんが元気にすくすくと育ちます。
適応年齢 ・・・ 生後3ヶ月から小学校低学年ごろまで
適応症状 ・・・ 夜泣き カンノムシ おねしょ 食べ物の好き嫌い 風邪の予防などなど
カンノムシとは生後3ヵ月ごろから3歳ごろまでの脳の発育が盛んな時期に起こる色んな症状の総称です。
キーキー叫ぶ、寝つきが悪い、眠りが浅い、よく怒る、泣く、あまり食べないなどの症状があります。
外見の主な特徴としては、
などがあります。
大人たちにとって何気ない日常、当たり前の出来事も、この時期の子供たちにとっては、そのひとつひとつが新鮮で刺激的です。
日常の経験から様々なことを学び、吸収することによって子供たちは成長していくのですが、まだまだ成長過程にある脳や神経にとっては大きな負担でもあります。
脳や神経の疲れは少しずつ溜まっていき、やがて、肉体や精神の歪みを引き起こします。
これがいわゆるカンノムシです。
小児はりをすることによって脳や神経の疲れを取り除き、症状を改善することが出来ます。
また、定期的に治療をおこなうことによって症状の出現を抑えることが出来ます。
お子様の現在のお体の状態を具体的にお伺いしながら、適切な施術方法を決めていきます。
手技施術を行います。
お子様の現在のお体の状況のご説明や今後の施術内容についてのプランなどをお伝えします。
またのご来院をお待ちしております。